アーユルヴェーダを知ると「本当の自分を知る」ためのヒントが手に入ります。
体も心も実は5つの性質の特徴が影響しているからです。

最近、忙しいせいか、いつもそわそわしてる。なんだろこれ。
いつも不安な気がする。自信がもてたらなぁ。

朝起きた時だけ、1日だけであとは何ともない。そんな心や体の不具合。
もしかしたらドーシャのバランスが崩れているかもしれません。
ヴァータの事がすぐ知りたい人は体質診断からみるヴァータの特徴から
これを読めば精神的に安定し、「自分のトリセツ」が作れるようになります。

アーユルヴェーダ体質診断とは?
体質診断は、ドーシャの傾向を調べる1つの方法です。親子でも結果が異なります。
「ドーシャ」とは、3つのエネルギーの総称です。目にみえません。
3つのドーシャは、それぞれ異なる性質を持ち、心や体の傾向、感じ方や行動の癖にまで影響しています。

例えば、診断をより正確に活して自分を理解したり、病気の予防にも生かせるよ
体質診断は、5000年前から続く伝統医学で占いとは違うぞ!

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アーユルヴェーダ体質診断【無料】
2025/8/1 アーユルヴェーダ体質診断
アーユルヴェーダにおけるドーシャ診断とは? アーユルヴェーダ診断方法 1.問診(下記のフォームです)2.見診(患者さんの外見や動作など)3.脈診(熟練されたドクターのみ)4.触診(患部やその周りなど) ...
アーユルヴェーダ体質診断する時に気をつけること

体質診断をする際は、「今の自分」と「本来の自分」を分けて考えることが大切です。
現代はストレスや環境の影響でドーシャが乱れていることが多く、「本来の体質」と「現在の状態」がズレていることがあるからです。
具体的には、直感で受けた体質診断の結果は、あくまでその時の自分だと思ってください。
何度か診断を受けてみると、本来の自分の傾向がよりはっきりと見えてきます。

何回もやらないといけないの?
「今の自分」は一時的だから。季節や年齢によって変化するので確認してみてね。

ドーシャは5つの元素の2つずつの組み合わせ

アーユルヴェーダでは、ドーシャは5元素の中の2つの組み合わせによって成り立っています。
5元素とは目にみえない5つのエネルギーで地球上で一番小さな単位です。
5つの元素の種類
アカーシュ(空)
ヴァーユー(風)
アグニ(火)
ジャラ(水)
プリトヴィ(土)
例えば、同じ肌でも「乾燥肌」「オイリー肌」「混合肌」など全部5元素で表すことができます。

つまり、五大元素の2つの元素=ドーシャです。
ドーシャは5元素の組み合わせ
ヴァータは「空と風」
ピッタは「火と水」
カパは「水と地」
ドーシャは2種類。変わらないドーシャと変わるドーシャです。
変わるドーシャは年齢・環境・時間・食べ物に左右され病気の原因にも関係します。
簡単に3つのドーシャを解説します。
ヴァータは空と風

ヴァータは「空」と「風」の元素で構成されており、軽さ・速さ・冷たさ・乾燥といった性質を持っています。

思考や行動が早く、想像力が豊かで、好奇心旺盛な傾向があります。
一方で、疲れやすく、不安や緊張が心身に現れやすいタイプでもあります。
なぜなら敏感なヴァータ体質の人は、生活のリズムを整え、安心感のある環境を意識しないとバランスを崩しやすいからです。
要するにヴァータタイプの人はやさしく風のように自由な存在といえます。
ピッタについて

ピッタは「火」と「水」からできており、熱や鋭さ、情熱的なエネルギーを持っています。
主な影響は火から受けていて、ピッタ=火(アグニ)と唱えるドクターも少なくありません。
でも、油分・浸透という点で水(ジャラ)もなくてはならない存在です。ピッタは油っぽいという特徴があるから納得ね。

体質として論理的で判断力に優れ、目標に向かって一直線に進むリーダータイプが多いです。
具体的には強い目的をもつ、意味を考えるなど理論的思考で行動します。

体力や消化力が強く、行動力もある一方で、怒りっぽさや完璧主義といった傾向もあります。
ピッタの一番の特徴である「熱・火」は、肉体的・精神的両方に影響を及ぼしています。
燃えるような意志の力を内に宿している方も多いでしょう。
カパについて

カパは「水」と「地」の元素で構成されており、重さ・安定・冷たさ・潤いといった性質を持ちます。
例えるなら、おだやかで忍耐強く、思いやりにあふれる性格が特徴です。

体格がしっかりしていて、肌はしっとりしていることが多く、体力も持久力もあるタイプです。
ただし、停滞しやすく、ためこみやすい一面も。
心や体に重さを感じたら、それはカパが増えているサインかもしれません。
体質診断からみるヴァータの特徴

ヴァータは「乾燥・軽い・冷たい・粗い・小さい・動く」の6つの特徴を持ちます。
これは火と水のエネルギーの組み合わせだから。
たとえば、じっとしているよりも移動が好きで、行動が早く、繊細で創造的な感性を持つ人が多いです。
このように特徴を理解することで、自分の強みやケアのポイントが見えてきます。
ヴァータクオリティは6つ
アーユルヴェーダでは、ヴァータの性質(グナ)は6つに分類されます。
ヴァータの性質は6つ
- 乾燥
- 軽い
- 冷たい
- 粗い
- 小さい
- 動く

そのため、ヴァータ体質の人の体や心にこの特徴が影響してきます。例えば、
ヴァータの特徴
- 動作や話し方がゆったりしている
- 体に潤いがある
- 肌がしっとりしている
- おとなしい癒し系
- 環境の変化に対してあまり動じない
- 愛情深い など

あてはまらないものもあるんだけど・・。
よくある間違い
私達は全員ヴァータ・ピッタ・カパ「全部」もっています。しかし、割合が大きいほど特徴がでやすいですが、少ない割合でも3つの特徴が存在します。
5元素は必ず存在してて「性質」に影響しているの。


だから3つの中でヴァータの特徴が多くても他の性質もあるのね。
ヴァータ体質の行動

ヴァータ体質の人は、フットワークが軽く、新しいことにもすぐに飛びつく行動力があります。
これは風と空のエネルギーが活発だからです。
旅行や移動が苦ではなく、楽しい事にアンテナが向きます。
接客業や芸術家、クリエイティブな仕事などに向いているわ

ただし、その分疲れやすくエネルギー切れになりやすいので、休息は大切にしましょう。
調子の悪い時ほど忙しくする傾向があります。心と体を停止する癖をつけることです。
ヴァータ体質の心理

繊細で創造的、そして感受性が豊かなのがヴァータ体質の心理的特徴です。
これは、風と空が心にも影響を与えるためです。
感情の起伏が激しくなりやすい一方で、芸術的センスや直感が冴える場面も多いです。
特にヴァータ体質は相手への気遣いや周りの「空気が読める」ともいえます。

ヴァータ体質は雰囲気や目に見えない事がわかる人が多いのじゃ
ヴァータの異常がでやすい場所

ヴァータが乱れると特に下腹部・骨・耳など“空洞”や“動き”に関係する部位に不調が現れやすくなります。
例えば、便秘や冷え、関節の痛み、耳鳴りなどがサインの一つ。
なぜなら風と空のエネルギーが過剰になり、本来の働きがうまくいかなくなるからです。
大切なのは、ヴァータが乱れるといろんな空洞や動きに支障が生じるという点です。
下腹部

ヴァータが異常になると、下腹部に影響が出やすくなります。
体のヴァータの主な活動場所の一つがおへそから下だからです。
例えば便秘や冷え、ガスが溜まりやすいといったトラブルが起こります。
よく出る症状の例
- 便秘になる
- ガスがおなかにたまる
- 冷え性
- おしりや太腿がつめたい

「冷え」「乾燥」はヴァータ異常のサインだと思って
骨

骨もヴァータの影響を受ける場所です。
風と空の要素からなるヴァータは乾燥を引き起こします。

空洞を生成するので、骨がもろくなることも。
骨がポキポキなるのも一つ。痛くなければストレッチを頻繁に行いましょう。
よく出る症状の例
- 骨関節炎
- 体を動かすとポキポキなる
- 腰痛、首の痛み
- 骨がもろくなりやすい
ヴァータは年齢と共に自然に増えていきます。特に「乾燥」は意識したいポイントです。
良質な油分を使ったマッサージや温かいスープなどで内外から潤すことが、骨を守るケアになります。
耳

耳は「空」の要素を強く持つため、ヴァータが乱れると耳鳴りや聴覚過敏が起きやすくなります。
よく出る症状の例
- 耳鳴り
- 聴覚過敏
- 立ちくらみ
- 片頭痛
- 人ごみや騒音が苦手 など
原因はヴァータ特有の不安定さが耳に影響を及ぼしているから。
音の刺激をまず減らしましょう。
自分の内側の声に耳を傾ける時間も、ヴァータバランスを整える手助けになります。

静かで安定した環境を身を置くことで、耳への影響をやわらげることができます。
大切なのは、耳の異常はヴァータ、つまり「空」「風」のバランスを保つ事です。
ヴァータカパ・ヴァータピッタの注意点

診断結果で複数のドーシャが高いケースはどう考えるのでしょう。

どうやって調べるの?
ドーシャ診断で数の多い2つをチェックしてね。

例えば「ヴァータカパ」や「ヴァータピッタ」は、ヴァータ以外にもうひとつのドーシャも傾向として表われることが多いです。
共通点はどちらもヴァータの影響を受けやすいということです。
つまり2つのドーシャの特徴を知ることで、より自分の本質がわかります。
ヴァータのみの人はいない

主なドーシャがヴァータの場合、2番目の性質は他よりも表に出てきやすいです。
なぜなら、ヴァータは他のドーシャに影響されやすいので。

例えば、ヴァータ体質は行動が早いタイプですが、寒くなるとなまけがちなどはヴァータカパさんにありがちです。
カパの体質について知りたい方はこちら
他にも外見ではヴァータ体質でも態度や性格にピッタがでている事もあります。

声が大きい、ツッコミがうまいという特徴はピッタの影響がでているかもしれません。
ピッタの体質について知りたい方はこちら
大切なのは「ヴァータ体質といってもヴァータだけではない」ということです。
「2つのドーシャが優勢」がほとんど

実際には、3つのドーシャのうち2つが優勢という「Wドーシャ体質」が最も一般的です。
例えばヴァータピッタやヴァータカパといったタイプです。
それぞれのドーシャの性質が共存していると認識するより自分を理解しやすいでしょう。
ヴァータはバランスが難しい
ヴァータ体質は、他の体質よりバランスをとるのが難しいです。
ヴァータは、「動き」という特徴があるため、ピッタ、またはカパを異常にする「原因」にもなるから。

例えば心がわりや優柔不断など、日によって違う事はヴァータの動きです。
つまりドーシャが乱れたらヴァータも乱れてるということです。
自分の体と心のサインを丁寧に観察しましょう。
ヴァータのバランスがいい時

ヴァータのバランスが取れている時は心も体も軽やかで、創造力や社交性が高まり、毎日を前向きに過ごせます。
フットワーク軽く行動でき、感性も研ぎ澄まされます。
ヴァータが安定していれば、体と心どちらも豊かに感じられます。
まずはいい状態の自分を知る事。その時ドーシャのバランスがとれているんだと「自覚」しましょう。
ヴァータは「不規則・不安定」に最も影響を及ぼすドーシャです。
自分にとっての「いい状態」がどんな環境で作られているか観察が必要です。
具体的にヴァータ体質の「いい状態」はどんなのか見ていきましょう。
意欲的に行動する

ヴァータのバランスが取れていると、自然とフットワークが軽くなり、行動力が高まります。
気になることがあればすぐに動く、出かける事も億劫ではありません。
「まずはやってみよう」とすぐに実行できるのが特徴です。
動くことが得意なので、いい結果がでるとどんどん前向きに考えだします。
心も体も前進するエネルギーに満ちていきます。
フットワークが軽い時はバランスがいい時ね。

感性が豊か

ヴァータ体質の方は、音楽・色・香りなどの感覚が研ぎ澄まされ、感性が豊かです。

もともと繊細で敏感な人が多いぞ。
芸術やクリエイティブな分野で評価されやすく、創造力が高いのです。
逆を言えば、音楽・色・香りで「いい気分」の環境を作れる人です。
自分の好きな音・香り・色などで周りを飾ってください。
日常の中でも小さな幸せを見つけやすくなり、精神的な充実感が得られます。
社交性が高い

ヴァータが安定していると、人との関わりを楽しめるようになります。
社交的な性質があるヴァータは、バランスが取れていると相手の気持ちを汲み取る「共感力」に優れています。
意識しなくても、結果として人間関係がスムーズに運び、心も安定しやすくなるのです。
自分を「いい感じ」に保てることが重要ね。

しかし、「一緒にいる相手」に影響されてしまうことも。
揺るがない自分をもたないと振り回されてしまうので注意しましょう。
ヴァータのバランスを崩した体のサイン

ヴァータのバランスが乱れた時の体の不調は、すぐわかります。
なぜならヴァータが乱れると体や心の生理機能がコントロールできなくなるからです。
これらは生活リズムの乱れや冷え、乾燥による影響が大きく、放っておくと慢性化することも。

体のちょっとした変化はみのがさないでね。
ヴァータの解決策は、早めに対処することが大切です。
食欲不振

リズムが乱れたとき、真っ先に現れやすいのが食欲不振です。
ヴァータ体質の人は元々消化力が不規則で、睡眠不足やストレス、食事の時間がバラバラになりがちで食も細め。
体の「燃える力」が足りないため、結果として元気が出ない状態になりやすいです。
食事のリズムはとても重要です。

お昼たべすぎて、お腹すかないけど、食べなくちゃだめ?
いい質問ね!

「食欲不振」と「消化されていないのでお腹がすいてない」は紙一重です。
ヴァータの消化の火は「不安定」です。
もし食べ過ぎた後に食事の時間がきたら、次の食事はスープやお粥などにしてください。
ヴァータさんのやってはいけない事は「不規則に食べる」ことです。
規則正しく食べる、そのかわり量は少なくても大丈夫です。

優先順位は「量」より「リズム」だね!
乾燥肌

乾燥はヴァータの乱れを示す代表的なサインです。
肌だけでなく髪や唇、関節なども乾きやすくなります。
空・風のエネルギーが過剰になると、潤いが不足しがちに。
症状は一つだけに集中せず、全体的な視点でみてみましょう。
ガスがたまる

お腹にガスがたまる、お腹が張る感じがするのも、ヴァータの乱れが原因です。
便秘同様、本来「動いて外にでる」ものが滞ってしまう状態になっています。
ガスは、消化力が弱まり腸内に空気が溜まってしまった症状です。
これは「風」の性質が強まりすぎた状態です。他のヴァータサインがあるかも確認しましょう。
ヴァータのバランスを崩した心理的サイン

ヴァータの乱れは体だけでなく、心にも大きな影響を与えます。
不安定さやネガティブな思考、落ち着きがないといったメンタル面の不調が表れやすくなるのです。
これは「空」と「風」という不安定な性質のエネルギーが過剰になることが原因です。
思考が変わるのも一つの「動き」。これが理解できると、心のサインを見逃しません。
心理的サインの例
- 不安定になる
- ネガティブになる
- 落ち着きがない
- 躁鬱(そううつ)をくりかえす
- 五感の不調 など
これだけではありませんが、ヴァータ異常の心理的サインの特徴は、「不安と恐れ」です。
一つ一つ細かくみていきましょう。
不安定になる

ヴァータが乱れると、不安や焦り、心配ごとが頭から離れないといった不安定な状態に陥ります。
ずっと落ち込むというよりは、短時間にネガティブになります。
ヴァータの動きが異常になると思考が定まらなくなるからです。
「風」の性質が強まることで、気持ちが落ち着かず、心がざわざわするような感覚になります。
恐怖に駆り立てられるように、恐れから行動すると悪循環にも。

理由はないけど、なんか落ち着かないのです。
体の不調が原因で心が不安定になる事も。

体と心はつながっています。意味もなく不安になったら「食事や日常生活の見直し」を心がけてみましょう。
ネガティブになる

ヴァータ異常が続くと、物事を悪い方向に捉える傾向が強くなります。
このネガティブ思考そのものが自分のバランスを崩しているサインだと思ってください。
普段なら気にしない事も、「どうせ無理」「自分なんて」といった思考に陥りがちです。
例えば、ヴァータピッタさんは攻撃的に、ヴァータカファさんはあきらめる、殻に閉じこもる特徴がでてきやすいです。
体の乾きが心にも影響し、内面が潤いを失っている状態。
温かい食事や休息を意識し、自分をいたわる時間を持つことが大切です。
五感の不調

五感とは「聴覚」「視覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」の5つの感覚器官のことです。
耳は特にヴァータの影響が大きいのですが、「刺激」として脳へ伝達する力もヴァータの力です。
ヴァータが異常になると、これらの感覚が鈍くなったりします。
集中できなかったり水の中にいるようだよ。。。

機能しずらい、五感が鈍くなることで、いつもの景色や音に感動を感じられない、などがあります。
ヴァータは普段から他のドーシャよりも動きまわるため変化に気づいていてもなかなか休もうとしません。
しかし、無理をしてもどんどん悪くなっていくばかり。
思い切ってゆっくりと休み、感覚を取り戻すことがヴァータ回復のカギです。
なぜヴァータのバランスは崩れるの?

ヴァータのバランスが崩れる原因は、生活習慣や環境の変化にあります。
特に「空」と「風」の性質を持つヴァータは、外部の刺激やリズムの乱れにとても敏感です。
ヴァータが乱れる原因
忙しく動き回る
不規則な生活
大きな音や攻撃的な映像などを見続ける など
気づかないうちに“やりすぎ”や“頑張りすぎ”が続いてしまうと、エネルギーが過剰に働き、心身に不調が出てきます。

どうしたらわかるかしら
1分でもいいから、毎日自分に問いかけるといいよ

コツはやりすぎない事。肩の力を抜いて、自分だけのリラックス法があるといいですね。
ヴァータ体質は偏りやすい

ヴァータが乱れる理由のひとつは、ヴァータ体質の人ほど「風」のような変化や刺激を好む傾向があるからです。
たとえば予定を詰めすぎたり、新しいことに飛びついたり、リズムを無視して行動しがちです。
その結果、同じ性質が増幅し、バランスを崩します。
反対の性質を意識して取り入れていくことでバランスを保てます。
動きや変化しすぎの原因の例
不規則な仕事・生活
時間に追われる
あちこち移動が多い

つい頼まれると嫌っていえなくて。。。
自分を守れるのは自分だけよ。

「忙しい」は心を亡くすと書きます。忙しい時ほど自分を見つめてください。
意識的に休息をとってオンとオフを作る方が結果効率的なことも。
ヴァータが増える時間帯

アーユルヴェーダでは、1日の中でヴァータが優勢になる時間帯があるとされています。
この時間は思考が活発になりやすい時間帯です。
ヨガや朝活など早朝は「24時間の中最も浄化された時間」と言われています。
反対に、乾いた咳や耳鳴りなどヴァータ疾患のピークはこの時間帯です。
ヴァータのバランスが乱れていると不安や焦りなどの心のざわつきも生まれやすいのが特徴です。
夕方のヴァータタイムは、スマホや作業を早めに切り上げて、リラックスに集中しましょう。

そういえば、早朝に腰がいたくても昼ごろには治ってるのよね。

免疫力でぎりぎり押さえている痛みはヴァータの時間帯にでやすいよ。
ヴァータが増える季節
季節の変わり目、特に秋から初冬にかけてはヴァータのエネルギーが自然に高まりやすい時期です。
気温の低下や乾燥、風の強まりが、ヴァータの性質と重なって乱れやすくなります。
この時期は特に、温かくて潤いのある食事、十分な睡眠、ヨガやストレッチを心がけることが予防になります。
また、季節に合わせた生活がとても大切です。
ヴァータ向けアーユルヴェーダ食事法

ヴァータ体質の好みは、「冷たい」「カリカリと硬いもの」「空気を含んでいるもの」が多いです。
つい好きなものばかり食べてしまうのは、どのドーシャも一緒。
ヴァータのバランスをとるには「反対の性質」を取り入れます。
反対に、冷たい飲み物や生野菜はヴァータを増やしやすいので避けましょう。
ながら食いを避ける
ヴァータさんはどのドーシャの方よりも繊細です。
言い方を変えると「簡単に食事以外に気を取られてしまう」ので、なるべく食事は集中します。

つい仕事しながらサンドイッチ食べてた・・・。
20分でいいから食事中は食感や味を意識して。

食事は口だけではなく、「嗅覚」「視覚」「触覚(食感)」「聴覚」「味覚」すべてを使う行為です。
どんなに栄養が含まれていても、あなたの意識が消化に向かなければ、体には吸収されません。
食べれば栄養になると思ってた!

よく噛んで味わって五感で食べることが大切です。
温かいものをとる

ヴァータ体質は冷たさと乾燥に弱いため、体の内側から温めることがバランス回復の鍵です。
例えば、スープや煮込み料理、お鍋やポトフ温かいハーブティーなどが効果的です。
胃腸も冷やさず、消化力を保つことで、全身の安定感が増してきます。
焼き物より煮もの、ステーキより鍋だぞ!

同じ油でも揚げ物や脂っこい食事はNG。胃もたれしてしまいます。
良質な油分をとる

オイルはヴァータに潤いを与える重要な味方です。
純正太白ごま油やエクストラバージンオリーブオイルなど、良質な油を食事に取り入れることで内側から乾燥を防ぎます。
他にもオメガ3などの魚脂やこめ油もOKです。
また、外側からのケアとして、オイルマッサージもおすすめ。
温めたオイルでやさしく体をマッサージすることで、緊張が和らぎ、心も体も落ち着きを取り戻します。
日常のマッサージには太白ごま油がおすすめです。

アーユルヴェーダ体質診断ヴァータタイプまとめ
ヴァータタイプは他にはない「動き」という特徴があるため、バランスがとれにくい反面、体や心の変化に気づけば即改善できるのです。
ヴァータピッタ・ヴァータカファの方もヴァータの影響は十分に受けますので常にヴァータの増える生活や食事をしていないか、チェックしましょう。
診断を定期的に見直す、できるだけリズムのある生活を心がける、変化が当たり前のヴァータは、早めに少しずつバランスを整えるのがポイントです。