
- アーユルヴェーダの食事療法ってダイエットやAGAにも効果があるのかな
- まず何をしたらいいのかな。
世の中には、いろんな健康に関する本がでています。
アーユルヴェーダの食事療法は「肉を食べない」とか「インド料理」というイメージをもっていませんか?
アーユルヴェーダ式の食事療法は日本食でもできます。
この記事を読むと
- アーユルヴェーダ式食事療法は何かわかる
- どうして効果がでるのか理由がわかる
- AGAやダイエットに効果がある食事療法ができる
となります。
ちなみに、筆者は実際に
過去に4㎏の減量に成功経験あり
現役アーユルヴェーダドクターのアドバイスを受けている
でこの記事を書いています。
アーユルヴェーダ式食事療法は簡単。
現在把握と引き算をするだけ
3つのポイントを意識すると、アーユルヴェーダ的食事療法が可能
奥が深いアーユルヴェーダ。勉強すればするほど、いかに私たちの現代的生活が自然の流れに逆らっているかわかります。
とはいえ、いいものはわかるけど、できるだけ簡単に、悩みも解決したい。
この記事では、なるべく専門用語をつかわず、わかりやすく説明します。
アーユルヴェーダ式食事療法は、
- 現状把握
- 引き算
- 質を高める
アーユルヴェーダには、100人いたら100人の解決方法があります。
まずは自分を知ることから始めましょう。
体質診断はこちらのウェブを参考にしてください。
コツは、できるだけ客観的に自分を見る事です。
アーユルヴェーダの食事療法は、控えるが主流。
自分の体質がヴァータ、ピッタ、カファ(カパとは読みません)の、どの傾向にあるか見つけられましたか?
その傾向は「現在の自分」です。生活や環境でドーシャは増減するものだと思ってください。
ご自身のドーシャの傾向が、地図でいうところの、「現在位置」です。そして悩みの解決した状態が「目的地」です。
どうやってその、場所にたどりつくか、交通機関は何を使うか、行く時間は朝か、夜か。
そういう事が体にも当てはまります。
なので、ご自身のドーシャをまず知ることは、自分は今どこにいるか把握するためです。
体の悩みは、過剰すぎたドーシャが原因
中央で繋がって、三方向にのびているロープがあるとします。

アーユルヴェーダはとにかくバランスをとる事が大切です。
そのためには、一番大きな力で引っ張っているのはどれか理解します。
この力には、生まれながらに備わっている部分や季節や年齢も関係しますが、ここでは省きます。
自分の体質はかならず、ある一方の方向が強い、又は3つのうち2つの方向が強い事が多いです。
今、体に悩みがなければ、この3方向のバランスはなんとか取れている、ということです。
でも、もし仮に何か悩みがあるとしたら、まずこの三方向のバランスが崩れているのです。
どこかがひっぱりすぎていると、ロープは移動してしまいます。
それがどの方向かを見極めます。
ドーシャ診断が終わったら、過去一週間の食べたものを思い出してみましょう。
具体例を出してみます。
日 | 朝 | 昼 | 夜 |
7日前 | パンケーキ、 コーヒー | からあげ、野菜炒め、 ごはん | (外食)ビール、パスタ、 野菜サラダ、カルパッチョ |
6日前 | 食べない | キャベツの味噌汁 | 卵雑炊 |
5日前 | ゆで卵、トースト ウインナー | 食べない | わかめ入りかけうどん |
4日前 | ピラフ、コーヒー | カレー、わかめスープ | チャパティ、 カボチャのカレー炒め |
3日前 | 蒸し野菜、トースト コーヒー | フライドチキン フライドポテト | お白湯、味噌汁 |
2日前 | ゆで卵、大根のパラタ | 納豆スパゲッティ | 蒸し野菜、お茶 |
1日前 | ベーコンエッグ、蒸し野菜 | パンケーキ | フライドチキン ごはん 味噌汁 |
こうしてみていくと、頻繁にとっているもの、量、回数がわかりやすいです。
ここでのポイントは、量やカロリー計算等できる人はかまいませんが、できなくてもかまいません。
「楽しんでやる、興味本位でやる」が必要です。いやいやでは続きません。
- コーヒーの摂取が多い ⇒ ヴァータ増加につながる
- 食事を抜く癖がある(赤字) ⇒ ヴァータの増加につながる
- 揚げ物が多い(青字) ⇒ 揚げ物はピッタ、カファの増加につながる
となります。現状をまず知ることからです。
現状把握と引き算をするだけ。
次に、引き算をしていきます。
引き算とは自分の傾向がわかり、その通りで傾向が一番強いドーシャの増えるものを食べたりします。
ですから、ヴァータが増える行為を控えるか⇒反対のドーシャ(ここではピッタ)を増やすのがバランスをとる方法です。
アーユルヴェーダでは、食物以外にも、食べる時間、調理法でドーシャの増減に差がでます。
太陽の出ている時間帯は消化が早く、でていない時間帯はそれよりも時間がかかります。
そして、調理法ですが、
- 揚げる
- 焼く
- 煮る
- 蒸す
- 和える
- 炒める
この中で、消化にやさしい調理法は、蒸す、煮る、です。
アーユルヴェーダでは「食事は暖かい、作り立ての食事を食べる事」と言われています。
体に熱を届け、消化を助けるからです。いかに消化に負担がかからない調理法にするか。
これはとても大切なポイントです。
アーユルヴェーダの食事療法は日本でもできる

アーユルヴェーダ食事療法はインド料理だけではない
アーユルヴェーダはインドが発祥ですが、その考え方は世界中に広まりました。
日本でも、古代にはアーユルヴェーダに似た考え方が存在しました。
しかし、戦後の経済成長とともに女性の社会進出も増え、結果レトルト食品が常識にありました。
アーユルヴェーダに基づいて、日本で行う際の注意点は、今回は一つだけ。
レトルトやコンビニで温めるお弁当を控える
もうこれだけでだいぶ変わります。
ただし、いきなりやめる、などではストレスがかかりますよね。
ここは時間をかけてゆっくりシフトすると、イライラしません。
忙しい生活で、食事をないがしろにするよりも、きちんとした食事がとれる生活環境を整えるほうが長期的にいい結果につながります。
会社は助けてくれませんが、きちんとした食事は、あなたに幸せ感をもたらすでしょう。
6つの味とヴァータ、ピッタ、カファの関係

僕、甘いのが好きなんだ。

食べ物の性質と同じぐらい大切なのは味なのよ。
基本の味は全部で6種類あるといわれています。
これらはまじりあう事もありますが、アーユルヴェーダでは一度の食事でバランスよく6つの味を取るのが理想です。
特に、人間は「甘い、しょっぱい、酸っぱい」がほとんどの食事の基本です。
そのため、量は少しでいいので、意識して「苦い、渋い、辛い」も加えましょう。
肥満の原因はカファの増えすぎによるものがほとんどです。
そのため、甘いものを避ける、のはカファを抑える有効手段
またはAGAの原因はピッタの増えすぎが考えられます。
味 | ヴァータ | ピッタ | カファ |
---|---|---|---|
甘い | 増える | ||
しょっぱい | 増える | 増える | |
すっぱい | 増える | 増える | |
辛い | 増える | 増える | |
苦い | 増える | ||
渋い | 増える |
これが、味とドーシャの関係です。
ちなみに、ここでいう味とは、自然の材料の味の事をさします。
これが一つのドーシャのバランスを変化させる一つの目安です。
AGAやダイエットの原因を理解する

最近、太っちゃって。。。

肥満の原因は、いろいろあるんだけど、食事が効果的だね。
肥満は、カファの増えすぎが原因の一つにあげることができます。
その際、味でいうと、甘いとしょっぱいという味はカファが増えますね。
食べる量をセーブする以外に、
- 味の濃いものを避ける
- 消化に時間のかかる、肉、油ものはなるべく昼食に
- 便秘気味の人は、肥満の原因が「つまり」にあることも
ということが考えられます。
最後の「つまり」が原因というのは、肥満の原因は2つに分かれます。
一つ目は、体に取り込みすぎということ
二つ目は、消化されず体の中にのこってしまうということ
どちらも、食べ物でいうとピッタを増やす事で解消されます。
ピッタを増やすよくある食べ物は
などのスパイスです。
調理法も`炒める、焼くなどがおすすめです。
まずは自分の体質を理解し、普段の食事を把握する
アーユルヴェーダの素晴らしいのは、病名がつかないけど悩んでいる、生活に支障がない体の悩みなどでも、解明できる点です。
たとえば、AGAは特効薬などが市販されています。
そもそも髪の毛は骨の成長過程からできる物質とアーユルヴェーダでは考えられています。
そのため、AGAを解決するには、まず骨の質が重要です。
そしてその原因は、ピッタドーシャの異常が多いです。
AGA以外にも、性格が怒りっぽい、早口である、大きな声をだす、赤ら顔、もしくは自黒、などが当てはまる場合はその傾向がつよいです。
AGAが意識的に避ける食べ物は何かを理解する
体の体質がピッタ傾向な場合、
アルコール、揚げ物、辛いもの、ヨーグルト、柑橘系の果物を控える。
食べ過ぎない
お白湯、または常温の水をよく飲む(目安は1日2L)
などが代表的です。ゆっくり噛んで食べてください。
時間、量、調理法を見直す
食事の材料はもちろん気を付ける点の一つですが、食べる時間、量、調理法にも気を付けましょう。
昼食は12時から2時までにとるようにする。
腹八分目
あげものよりも、鍋やスープでいただく
アーユルヴェーダ式食事療法は簡単。

アーユルヴェーダ食事法は、非常にシンプルです。ドーシャのバランスをとるにはどうしたらいいか。常にこれだけです。
私たちがいただいている食物は、自然からとれるものです。
そのため、人工的な食べ物さえ避ければ、AGAやダイエットにも効果的です。
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